ご紹介
INTORODUCTION
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HERITAGE
日本農業遺産とは
農業遺産とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を認定する制度です。
農業遺産には、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」と、農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」があり、世界農業遺産は、2002年(平成14年)に開始されました。
世界で22ヵ国62地域、日本では11地域が認定されています(令和4年1月現在)。
日本農業遺産は平成28年に創設された制度で、現在22地域が日本農業遺産に認定されており(令和4年1月現在)、多様で地域性に富む農林水産業が受け継がれています。
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CONTENTS
認定内容
氷見の持続可能な定置網漁業
今回の認定内容は、氷見の地で長年にわたり定置網漁と関わりながら営まれてきた農林業、水産加工業、食文化など氷見の暮らしそのもので、審査を行った世界農業遺産等専門家会議からは、「定置網の長い歴史と地理的、地形的な特徴が本地域の漁業を生んでいる、世界に誇れる漁業システムであり、非常に高いポテンシャルを有している」との評価をいただいており、氷見市民にとって大きな自信と誇りになります。
システムの名称
「氷見の持続可能な定置網漁業」
申請概要
400年以上の歴史のある定置網漁業が農業、林業と深く関わることで地域の社会、経済、文化が継承されていること、定置網漁業を支えるため地域の人々の環境保全活動が積極的に行われていること、氷見の定置網漁業は国内外の定置網技術の発展に大きく貢献していることなどを軸とし、申請を行いました。
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各資料PDF
CERTIFICATION
認定までの道のり
平成30年 6月
「氷見農業遺産推進協議会」を設立
6月
「ひみ寒ぶりを育む農林水産循環システム」で申請
8月
「改善が必要」との一次審査の結果通知
8月
協議会総会で再申請することを決定
令和元年 5月
「定置網」を核として申請書を作成する方針を決定
令和2年 7月
「氷見の持続可能な定置網漁業」で申請
9月
一次審査通過
10月
世界農業遺産等専門家会議委員等による現地調査
令和3年 1月
ウェブ形式による二次審査会
2月
日本農業遺産に認定
3月
ウェブ形式による日本農業遺産認定証授与式
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令和3年3月17日に日本農業遺産認定証授与式が
ウェブ形式で行われました。
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LOGO
ロゴマークについて
その認知度を高めるため、「氷見の持続可能な定置網漁業」をイメージしたロゴマークを2点作成しました。
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魚を、海と山のシルエットから構成することで、氷見の地の利を生かした漁業であることを表現しています。
魚は「ひみ寒ぶり」、山は氷見から見える立山連峰の景色、海は氷見の海に広がる定置網を連想するようなデザインになっており、立山側から魚に影を落とすことで、山影とぶりの青緑色を表現しています。
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「氷見」は氷見らしさ、「の」は持続可能性、「定置網」は魚など漁業の要素や里山里海の
ストーリーを表現しているとともに、多くの人が関わっていることを表したデザインです。
QUESTION
農業遺産よくある質問
「農業遺産」の農業には、農業だけでなく林業や水産業なども含まれています。
これまでも漁業関係の「農業遺産」がいくつも認定されています。
・清流長良川の鮎(岐阜県:世界農業遺産)
・鳥羽・志摩の海女漁業と真珠養殖業(三重県:日本農業遺産)
・三方五湖の汽水湖沼群漁業システム(福井県:日本農業遺産)
・日南かつお一本釣り漁業(宮崎県:日本農業遺産) など
① 地域への自信と誇りが創出・醸成されること
② 農業遺産となった農林水産業に関心や魅力を感じた人がその担い手になること
③ 農産物等の付加価値向上やブランド力の強化が図れること
④ 移住・定住者や観光客の増加などを通じた地域経済の活性化が図られることこれまで認定された地域では、
農業遺産の保全・継承に資するものとして認定した商品の販売額が前年比で約25%増加したことや、 地域を訪れる人が増加した事例があります。
これまで行ってきた農林水産業などに取り組む上で、現代の技術を導入するなどして進化、
変化しても良いこととされており、そのための活動であれば制約はありません。